トリヤッチ (Tolyatti)
ヴォルガ川に臨み、クイビシェフ人造湖の南端に位置する. モスクワから南東に約1,000km、州都サマーラから北西に55km.
1737年にヴァシーリイ・タチシェフによって要塞が建設され、スタヴロポリと名づけられた. 町は、北カフカースのスタヴロポリと区別して、スタヴロポリ・ナ・ヴォルゲ(「ヴォルガ川のスタヴロポリ」)と呼ばれた.
1950年代のクイビシェフダムの建設にともない、もとからあった町は水没し、新しい場所に町が移動された. 1964年、同年に死去したイタリア共産党書記長パルミーロ・トリアッティを記念してトリヤッチに改称.
1966年には、イタリアのフィアット社の協力の下、ヴォルガ自動車工場(後のアフトヴァース)が設立された. アフトヴァースは現在ロシア最大の自動車メーカーであり、ラーダブランドで自動車の製造・販売を行っている.
2007年10月31日にバスの爆破テロが起き、8人が死亡、50人以上が負傷した.